粗大ごみって持ち込みできるの?
自治体による粗大ゴミの回収は、「申し込みをして回収」という流れです。ただし回収には日時と場所の指定や制約が多いため、なんとなく置きっ放しになっている人もいるのではないでしょうか。
粗大ゴミは持ち込みにするとお得になります。このページでは自治体や業者へ粗大ゴミを持ち込む方法について詳しく解説します。
粗大ごみは持ち込みがお得ってホント?
自治体による粗大ゴミの処分方法は、ゴミ処理を行う地域の清掃センターなどに
- ①回収してもらう方法
- ②自分で持ち込む方法
があります。
この2つの違いはズバリ「費用の違い」です。
もともと自治体による回収は料金を安く済ませることができます。持ち込みの場合、人手や回収車がいらないため人件費や運搬費がかからず、その分さらにお得に済ませることができるのです。
回収と持ち込みの費用の違い
①回収をしてもらう場合
- 品目ごとに料金を細かく設定
②持ち込みの場合
- 1、品目は関係なく1kgあたり数十円で換算、あるいは50kg未満は一律1,000円など重量で換算
- 2、品目ごとの設定料金よりも割安に、あるいはすべて半額で回収
自治体により様々な料金設定になりますが、大体の相場は、一つにつき無料〜数百円程度となり、かなりお得に処分することができます。
持ち込みの注意点
持ち込みの場合、多くの自治体でかなりお得に処分することができますが、制限が多いので事前にチェックしておく必要があります。
- 自分で車に積み込んで運ばないといけない
- 自家用車で運べない大きさのものは、軽トラックをレンタルするなどの準備が必要
- 持ち込み日を指定されるor清掃センターの受け入れ時間帯が限られている
- 日にちの指定や時間制限などがあり、時間的な自由度は低いです。
自治体へ粗大ごみを持ち込みする方法
粗大ゴミの持ち込み方法は、自治体ごとに細かいルールが決められています。そのため引っ越しで住む地域が変わると、前の自治体とはルールが全然違うということも。
またルールが厳しいところも多く「前の自治体はこうだったのに」という場合でも、お住いの自治体のルールに則らなければなりません。
申し込み方法
事前申し込みが必要な自治体と、時間内に入場すればOKの申し込み不要の自治体があります。
- 事前申し込みが必要な場合
- 電話かインターネットで、希望の日程、住所、氏名、電話番号、ゴミの品目や個数などを伝え、指定された日に持ち込みます。
- 申し込み不要の場合
- 粗大ゴミを積んで受け入れ時間内に入場します。
粗大ゴミの種類によっては持ち込み場所が変わる場合があるので、事前に問い合わせしておくと二度手間にならずにすみます。
持ち込む際の注意点
自治体のゴミ回収は、その自治体に住んでいる人のためのものです。本人が持ち込むことが前提となるため、免許証や保険証などの身分証明書の提示が求められます。他の地域から持ち込むことはできないので注意しましょう。
またあくまでも粗大ゴミの回収なので、ゴミならなんでも持ち込めるわけではありません。リサイクル家電や分別ができていない家庭ゴミなどの回収は不可です。
業者に粗大ごみを持ち込みすることはできる?
粗大ゴミは、自治体以外でも不用品回収業者や産業廃棄物処理業者、一般廃棄物処理業者などに持ち込みが可能な場合があります。
多くの業者は自宅まで回収しにくる形態をとっていますが、持ち込みが可能な業者もあり、なかには持ち込みで割引してくれる業者もあります。
インターネットなどで業者を探す際は、不用品回収の許可を取っているかを確認し、持ち込みが可能かどうか事前に問い合わせるといいでしょう。
業者への持ち込みの流れ
- ①メール、電話、問い合わせフォーム、LINEなどで問い合わせる
- 持ち込み不可のゴミもあるので、処分したいゴミが処分可能かを確認する
- ②見積りを出してもらう
- 業者により料金が変わるので、数社から見積りを取りましょう
- ③持ち込み日を決める
- ④指定された場所に持ち込む
- 持ち込み時にトラブルにならないよう、担当者の名前は事前に聞いておきましょう
- ⑤料金を支払う
費用面から見ると、自治体のゴミ処理センターへの持ち込みの方が安いですが、以下のような場合は、不用品回収業者を利用すると便利です。
- 粗大ゴミの収集時間までに出せず、ゴミ処理センターの時間内にも持ち込めない
- 引っ越し等で急いでいるため、指定日まで待てない
- 自治体による持ち込み可能個数を超えてしまっている
- 粗大ゴミ以外のゴミも回収してもらいたい